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2003年総評(PERO)
う〜む。ここ数年では最も低調な年。 昨年は10曲に絞るのにエラく苦労したのを覚えているが、今年は5曲選ぶのが大変だったぐらい。伊藤真澄や岡崎律子、See-Saw等、昨年活躍した人たちがガツーンと勢いを継続できるような目玉曲を出さなかったので、アニソンらしい名曲はほとんど出なかった。むしろタイアップ曲の方が曲数が多い分、そっちの方が曲として良い印象を持ったものが多かったぐらい。ネットで今年のアニソンベストの話なんかを見ていると、またぞろおねツィとか君が望む永遠とか言ってるじゃないっすか。そら、別にその主題歌が悪いとは思わないけど、よくもないわな。何より、今年を代表するアニソンがエロゲ作品の曲でほんまにええんやろか?
とは言うものの、エロゲ原作のアニメがまともに話題の俎上にあがるほど、アニメのコンテンツ不足は深刻な訳で。今や深夜は、誰が網羅できるのであろうかというカオス状態でアニメてんこ盛り。同時間帯に複数チャンネルで幾つもやっている。しかもどれもこれも似たようなんばっか。1話目とOPだけまともで、後はほうりっぱなしってのが多いこと。本数的に作り手のキャパを遙かに超えている。せめて作品数が半分なら、もうちょっとマシになるだろうに。そらアニメは商品を売るためのものってのはわかるけど、余りに露骨すぎるっちゅうか。どうせ同じようなものしか作れないなら、せめて名前変えて売ったれ的な・・・・3ヶ月ごとに新札を作って、それによる特需を期待しているような感じがする。嵐のような作品攻勢のなかで、13話で終わるようなアニメに、スタッフも視聴者もどうやって力を入れればよいのでしょうか。
結局のところ、「沢山放送で聴いた凡アニソン」>「あんま聴いてない名アニソン」なのだ。ゴールデンではタイアップで、しかも3ヶ月ごとに主題歌が入れ替わる。深夜では番組自体が数ヶ月ごとに入れ替わる。これほどに1つ1つの作品が急速に消費されていく状況では、アニメの名曲が非常に生まれづらい。毎年年末になるとアニソン番組が恒例となっているが、10年後20年後に、2000年代のアニソンでどういうものが紹介されるのか思い描けないぞ。アニソンシーンのためにも、せめてOPの固定、番組数の削減もしくは1年通年番組の増加を求めますわ。深夜は番組数半分にして、空いた枠は名作アニメの再放送にしなはれ。ただDVD売るだけやったら、それでもええやろ・・・。
2003年総評(しーはつ)
昨年「タイアップ曲の状況は来年も変わらない」と書きましたが、まったくもってその通りでしたわ。しかしランキングでもアニソンが上位に食いこむ昨今とはいえ、作品と無縁の適当なタイアップにどれくらいメリットがあるもんだか…。avexも『アソボット戦記五九』をあれだけプッシュしたところで、いったい利益があったんでしょーか。昨年も書いたように、BoAなんかもうタイアップせんでもやってげるでしょ。ガンダムSeedのEDを歌った中島美嘉のサイトでも、「アニメとなんかタイアップしないで」という反対派が出てきたのがきっかけで掲示板が荒れ、ついには閉鎖されたりとヘタすればマイナスになる可能性もなきにしもあらずですわ。
PEROさんも書いてるとおり本数的には飽和状態で一過性の話題にしかならず、その反面地方局発の作品が増えたことで地域によってはほとんど放送してなかったりと、アニメ自体がもうすでにブームとなりにくい状態に。その点、ヒットすれば息の長いエロゲーの方がネット上では話題になりやすいのも無理のない話で、2ちゃんねるのアニソン板でも最も勢いがあるのがI'veのスレッドというのもそれを反映してるというか。
今回はなんか暗くなっちゃったけど、実はPEROさんとも「今年の歌年鑑はなかったことに……」とばっくれようかと相談してたくらい不作だったもんで、お許しを。
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