2004年総評(PERO)

昨年総評は多少ネガティブなことを言ってしまったが、何だか自分の気持ちが先に萎えているような気がして反省。今年はほとんどの地上波アニメのOPEDをチェックした。歌的にも昨年より内容がよく、上半期だけで10曲ぐらいリストアップできるぜ、というぐらいのなかなか充実した年だった。昨年はたまたま谷の年だったみたいだ。

総評とは言うものの、アニソンの傾向はここ数年大して変わってないので、昨年一昨年の繰り言にしかならない。アニソンというのは独立した表現ではなく、作品本編の内容に大きく左右されるジャンルであるからして、成熟しきった今のアニメの産業のなかで、それの付属物であるアニソンもしばらくの間は今のまんまで進むだろう。80年代初頭のようにアニメの作品状況が変わらないのにアニソンだけがドッカーンと変わる、ということがあればいいけど、あんなこと多分もう二度とないだろう。タイアップとプロパーアニソンの世界がもっと接近すれば色々な変化もあるんだろうけど、むしろ広がってる感じやし。まあ、それはそれでもういいや、と諦めているんだけど、せめてブラックジャックぐらいはプロパーアニソンを付けろよ! と思わずにもいられない。

ちょっと気になるのは、近年の年間の常連、即ち田中公平や菅野よう子なんかが最近余り目立たないこと。気のせいか?奥井雅美や米倉千尋もいつの間にか全然耳にしないし。移り変わりばかりが激しいアニソン界で、こういう長年やってアニソンの質を支えてきた人達にはいついつまでもハツラツとやっていて欲しいものだが・・・。それどころか、今年は重大な損失が2つ続いた。5月に岡崎律子、10月に松原みきが逝去。ともに44才の若さ!ただでさえ安定して活躍できる作曲家が少ないなかでこの2人の急死はまさに痛恨。合掌・・・。