鬱病生活記

 表紙
 目次
 はじめに
 第一章

 第二章

 第三章

 第四章

 第五章

 第六章

第二章 精神病院での入院暮らし

1.精神病院生活記

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4/25(土) 11:20頃

【やばい!幻聴を自覚】

外泊となって、マンションで寛いでいた。
そんな時である。

やばい、幻聴のような物を自覚した。

いよいよ単なる蠢く者になってしまうかもしれない。
特に意味の無い紛らわしのテレビをつけながら毛布を被り、うとうとしていると、突然、頭の中に電気が走った様に一言。
「おにぎりって言っているのに!!」

まどろんでいた意識も、ハタと常人のそれを取り戻し、何の脈絡も無い言葉が、強烈に印象付けられた事に、恐怖を感じ、これを記す。



4/25(土) 11:30頃

【幻聴についての見解】

私は、幻聴の事が気が気でなく、既に私より先に鬱病と診断され、私より多くの薬を8年間も服用しながら社会復帰を果たしている友人に電話をかけ、この事を告げた。

この種の病気に関しては、私よりも経験が深く、色々な知識を持っている彼女曰く、「薬の副作用ではないか。」と言う。
今は飲んでいないのだが、当初、私は統合失調症様の薬を、僅かであるが服用していた。服用を止めても、2週間ぐらい影響は残ると主治医からも聞いていたので、それを彼女に告げると、「その薬の副作用の可能性が高い。」との事。

とりあえず、ほっと一安心したのだが、幻聴などと言うこれまでに無い、私にとってセンセーショナルな体験をし、少しドギマギしている。


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