鬱病生活記

 表紙
 目次
 はじめに
 第一章

 第二章

 第三章

 第四章

 第五章

 第六章

第三章 鬱病者としての日々

1.閉じこもり生活

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【東京MXTVの『5時に夢中!』が好き】

私は、退院が決定したら、決定日を彼に連絡する約束をしていた。今日、あっさりと退院が決定したので、一人で寛いだ後、彼に持たせている私名義の携帯電話に、「今日退院しました。」と簡潔に連絡を入れた。後は、彼から「話し合いを何時にする。」との連絡を待つだけだった。

午後1時くらいには家についていた。一人寛いだ後、彼へのメールを終えると、既に午後4時くらいになっていた。5時からは、私の好きな東京MXTVの番組『5時に夢中!』が始まる。この番組だけは、自主的に「見たい。」と思う唯一の物だ。それまでは、適当にテレビのチャンネルを回して、気を紛らわせる。
ちなみに、私は何時もテレビを点けっ放しにする癖があった。これは、今回の病気が発生する前からの物だ。特に興味がある訳でもない番組でも、何も音が無いよりはましで、起きている時は、テレビを必ず点けっぱなしにしている。嫌な番組が始まると、チャンネルを変えるような感じで、自然の音のように、心地良く雑音を楽しむ感じ。何かの作業に集中すれば、テレビの音など聞こえなくなる。そして、その集中が途切れた時に、息抜きとして、テレビの音と映像に頭を逸らすのだ。

『5時に夢中!』を見終えると、夕方の薬である『デパス』を飲む。少し気が楽になると、ダラダラと過ごす。やりたい事はあるのだが、特に何もやる気は起きず、ボーットしながら、夜の薬の時間まで過ごした。

夜の薬を飲むと、更に気が楽になる。その後は、二時間もすれば眠りにつくだろう。
そう感じながらも、今日、主治医から聞いた、昨日主治医と対面した彼の態度を想像した。開き直っている様子の彼を考えると、腹が立ってきた。私が大量服薬した後に送ってきた彼の最初のメールには、確かに「今回の件は、全て私に責任があります。」と書かれていた。
それなのに・・・・。
私は思わず携帯を手に取り、彼に対してメールを綴った。内容は、「主治医から聞いたが、あなたは私をストーカー扱いでもしているのですか。もし、ストーキングするなら、とっくにしている筈です。だから私がストーキングをするなどと言う妄想は止めてください。また、あなたは『自分は全く悪くない。』と主張したようですが、私の大量服薬直後のメールでは、『全ての責任は私にあります。』と書かれています。一体どういう事なのでしょうか。」といった、彼を責めるよううなものになった。尤も、後で読み返してみると、夜の薬を飲んだ後に行った作業の為か、誤字や変換ミスなどが何ヶ所か有って、ちょっと変な文章にはなっていた。まあ、それでも意味は伝わる程度の間違いなので、影響は無いだろう。(それとも、そんなミスがあるから、私の事を彼が正常では無いと考えたのだろうか。)

そうして、無事眠気を覚え床につき、私の退院当日は終了した。


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