鬱病生活記

 表紙
 目次
 はじめに
 第一章

 第二章

 第三章

 第四章

 第五章

 第六章

第三章 鬱病者としての日々

1.閉じこもり生活

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【内容証明に対する彼からの返信】

それからの1週間ちょっとは、彼の返答をドギマギしながら待つと共に、特にこれまでと変わりなく、だらだらとした閉じこもり生活を続けていた。

7月1日(水)、郵便受けを開けると、彼からの郵便が届いていた。勿論、私が送った『内容証明』に対する返答だろう。夕暮れにポストを除き、それを発見すると、早速、部屋に戻り、会社の封筒を使って送ったらしいその中身を確認してみた。

すると、一枚の手紙と供に、私が送った『内容証明』の書類が同封されていた。
手紙には、「この書類に関して答える義務は無いので、署名はもとより、その内容については一切触れません。そのまま送り返します。また、現在、調停の手続きを行っております。調停に際しては、『戸籍謄本』が必要になりますので、調停に応じていただけるなら、『戸籍謄本』を用意して下さい。応じていただけるか否かの返答は、7月10日までにメールで知らせてください。なお、返答が無かった場合でも、こちらで『調停』の手続きを進めますのでよろしくお願いします。」といった内容が書かれていた。
私はその文面を見て最初に思った疑問は、「何に関して調停を行うのか全く分からないな。」というものだった。

私は、早速、この前の友人にこの様な連絡が来た事をメール伝えて、意見を求めた。
それは、『調停』(これは『民事調停』の事だと思うが。)をするのと『裁判』をするのと、どっちが良いのだろうか訊ねるものだった。
友人は、昔法律関係の勉強をしていた事もあったから、親切にも『民事調停』と『民事裁判』の違いを説明してくれて、「裁判になって勝ったとしても、慰謝料なんて雀の涙程度だから、『調停』でけりを付けたら良いのではないか。」と返答をくれた。それに加え、「各市町村で無料の法律相談をしてくれるところがあるから、そこに行ってみると良いと思う。」とアドバイスも添えてくれていた。
私は、早速、近くの区役所で行われる法律相談の日程を確かめた。どうやら、7月8日(水)の午前中にそれがあるらしい。当日は先着順の順番待ちなので、9時からの受付時間直後に行くと良いと、役所の人からもアドバイスを貰った。


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