鬱病生活記

 表紙
 目次
 はじめに
 第一章

 第二章

 第三章

 第四章

 第五章

 第六章

第三章 鬱病者としての日々

1.閉じこもり生活

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【法律相談の結果】

その後も、ぐうたら過ごしている(と言っても、このホームページのメンテナンスをあれこれしてはいるのだが)と、法律相談の日が近づいてきた。
前日は、翌日の事を考慮し、早めに夜の薬を飲み、寝つけるように準備した。その効果もあってか、法律相談当日の7月8日(水)は、それなりに早く起きる事が出来、シャワーを軽く浴びて、午前9時15分頃には、役所にたどり着いた。
「法律相談を受けたいのですが。」と担当の部署に行くと、他の相談待ちの人々が、既に11人も居た。私は、12番目だった。「待たされて遅くなるかな?」と不安になったが、担当の弁護士は3人来ているらしく、一人の相談時間は20分程度との事だったので、そんなに待たなくてもよさそうな事が分かった。

私が弁護士と接見出来たのは、午前10時頃だったと思う。予め、相談内容については、待ち時間に書かされていたので、それをまず弁護士に渡した。そうして、先日送った内容証明郵便とそれに対する彼の返答の手紙を見せて、「私はどう対応したら良いのでしょうか。」と言うような質問を投げた。すると弁護士は、やはり私が思っていた事、この前主治医が言った事と同じことを、まず口にした。「これでは『調停』の用件が分かりませんね。・・・内容証明で送った事に対する何かでは無いだろうし、おそらくマンションの処理の件なんでしょうかね。」と答えた。私は、まず彼と私が内縁関係であるか否かが重要だと思っていたので、これまでの二人の生活ぶりを弁護士に簡単に説明した。すると弁護士は、「マンションを購入しているという事実が、内縁関係として成り立つ可能性が高いですね。」と言った。そして、「まあ、こういった場合の慰謝料の相場は、上限で200万円程度ですかね。それとは別に、お互いの資産となるマンションは等分する事になります。」と付け加えた。
それから私は、「私が送った内容証明の答えとして、先ほど渡した彼からの手紙があるのですが、私はこれに対して返答しないと、法的に不利になりますか?」と訊ねた。
すると弁護士は、「これは、ただの手紙でしょ。返答なくても『調停』の準備をするとも書いてあるし。返答したくなければ、全くその必要はありません。それにこちらが『戸籍謄本』を用意する必要もありません。それなりに相手が手続きをすれば、それ相応の所から調停に関する連絡が来るので、それを待ってれば良いでしょう。」と答えた。
私は「なんだ、そんなものなのか。それなら彼からの手紙は無視して放って置こう。」と決め、今後の事も考え弁護士さんの名刺を貰い、相談は終わった。
最後に弁護士さんが付け加えた。「『調停』の手紙が来たら、今回の要件とは違うので、また、この無料相談会に参加する事は出来ますよ。」と。
私は、名刺を頂いたので、「直接、こちらの事務所に相談に行っても良いのですよね。」と訊ねると、「相談料は掛りますけど、勿論構いません。」と返答を得て、安心して、相談会を終えた。

私は、少し気が楽になり、近くのスーパーで食料を買い込み、書店で、「SEO対策」の書籍を買い、マンションへと戻った。このホームページを検索エンジンに引っ掛からせるために「SEO対策は必要だな。」と考えていたので、そんな本を買った。
この様なホームページを作り、私も少しはやる事が出来て、何だか良い感じだ。暇つぶしにやっていたゲーム等は、殆んど飽きてしまったし、ゲームをやるよりは、このホームページ作りや作曲活動をする方が、閉じこもり生活と言っても、生産的な活動をしているようで、何となく安心と充実感を覚えるようになってきていた。


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