鬱病生活記

 表紙
 目次
 はじめに
 第一章

 第二章

 第三章

 第四章

 第五章

 第六章

第三章 鬱病者としての日々

1.閉じこもり生活

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【この先の展望】

翌日、7月12日(日)も、午後3時頃に、両親から「これからそちらに向かう。」と電話が入ってきた。私もついでと思い「それなら、アイス×2、バナナ×2、コーヒー牛乳×3、を買ってきて。」と伝えた。

最近の私の食事メニューに「アイス」が加わっていた。ちなみに、バナナも日持ちするように皮をはがしてラップをかけ冷凍保存するのが通例になっていた。
夕方ぐらいに両親はやって来て、頼んでいた買い物品を私は「ありがとう。」と言って受け取った。両親は、トイレを借りるぐらいで、特に用事は無いとの事。時間も遅くなっていたし、昨日私の様子を見て、それなりに安心したのだろう。
ちなみに、私が今後の仕事に不安を持っている事などをそれと無く言うと、母は「今の『調停』の問題が片付いてからだよ、そんなの。」と言って、「今は、他の事は考えなくて良い。」とアドバイスをくれた。
そして、足早と両親は郷里に帰って行った。

確かに、今のこのマンションの問題とかが片付かない限り、仕事も選べないだろうけど・・・。
そもそもこのご時世に私のようになってしまった者に仕事などあるだろうかと、色々と考えては不安ばかり出て来る。そして、そんな事を考えない為に、今は、ひたすら彼が行うであろう『調停』の連絡を待つだけで、後は、ゲームをしたり、このホームページを書いたりして、気を紛らわせている。(そう言えば、最近ベースを弾かなくなったな。手がなまらない様に、最低限、日に30分くらいは練習しようと考えていたのだが・・・。あまり気が向かない。)

ちなみに私は今度の仕事を探すにあたって、私がこの様な経験をした事(具体的に言えば、彼にふられ大量服薬をし、鬱病と診断され精神病院に入院し、入って間もない会社を直ぐに止めてしまった事)を、カミングアウトして、それでも良いと受け入れてくれる所にしようと考えている。理由のとしては、下手に、自分の過去に嘘はつきたくない事。一度嘘をついてしまうと、それを隠すのが大変になる事は目に見えている。
そしてもう一つの理由として、私が経験したこの様な出来事は、私自身を成長させたと思っているからだ。また、「私は大量服薬をして鬱病と診断され、精神病院に入院した事があります。しかし、これは私にとって非常に良い経験でした。」と言って嫌な顔をするような人生経験未熟な人が人事を行うような会社には行きたくない、そう今は思っている。(まあ、大企業になると、例え人事の人が心得のある人でも、色々としがらみがあって、私の様な人を採用できない事は知っているが。)

今週の金曜日は、2週間に1回の診察の日だ。それまでは、彼からの『調停』の連絡を待ちつつ、気を紛らわせながら居るしかあるまい。


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